国際会計基準に関する誤解

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金融庁がHPで「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」という資料を
公表しています。よくありがちな誤解の事例集だそうです。

「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」の公表について

「正確性よりもわかりやすさに重点を置いて作成」とのことですが、
このような取り組みが継続的に必要なのでしょうね。

個人的には事例集のうち、全般的事項の2番目に取り上げられている、
「非上場の会社(中小企業など)にもIFRSは適用されるのか」
に注目しています。

ご参考までに、事例集には次のような記載がありました。

○非上場の会社(中小企業など)に対するIFRSの強制適用は、
 将来的にも全く想定されていない。

(注)上場会社の連結財務諸表にIFRSを適用する場合、
 当該会社の非上場の連結子会社等は親会社に対し、
 親会社がIFRS適用のために必要な情報を提供する必要があるが、
 その場合であっても、当該連結子会社等が作成する財務諸表に
 IFRSの適用を強制することはない。

○国際的な資金調達等を行わない非上場の会社(中小企業など)には、
 必ずしもIFRSとのコンバージェンス(収れん)を積極的に進める必要は
 ないとの見解もあるところ。
 民間の会計関係者により、「非上場会社の会計基準に関する懇談会」
 が設置され、非上場会社向けの会計基準の議論開始。

※例年よりも少し寒いですが、それでも外出すると
 いろいろな花が咲いていて春を感じますね。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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