社外取締役インタビュー

 

昨日(7/30)のNHKドラマ「百合子さんの絵本」
第二次世界大戦中、スウェーデン駐在武官として
諜報活動を行っていた小野寺夫妻の話でした。

価値ある情報を送っても、東京では活用されない。
戦後の座談会のシーンも、いかにもという感じ。

キャストが香川照之、薬師丸ひろ子だったので
見ごたえのあるドラマでしたね。

なお、先日ご紹介した「大本営参謀の情報戦記」にも、
ヤルタ会談でのソ連参戦決定を伝える小野寺電が、
大本営作戦課で握り潰されていたことが記されています。

情報と言えば、2016年版のディスクロージャー誌
(または統合報告書)が各社のサイトにアップされつつ
あります。

最近の特徴として、ここ数年のガバナンス改革を反映し、
報告書に「社外取締役インタビュー」を掲載する会社が
増えているようです。

2016年版を確認したところ、大手保険グループでは
第一生命と明治安田生命が社外取締役インタビューを
載せていました。

ご参考までに、インタビューの項目は次の通りです。

<第一生命 ジョージ・オルコット氏(慶大教授)>
 ・日本企業および第一生命のガバナンスを
  どう評価しているか

 ・取締役会における社外取締役の役割

 ・グローバル企業においてガバナンス面で
  考えていくべきことは何か

<明治安田生命 服部重彦氏(島津製作所相談役)>

 ・これまでの当社のコーポレートガバナンスの
  取り組みをどう評価しているか

 ・筆頭社外取締役として果たすべき役割は何か

メガ損保グループの2016年版報告書は未公表ですが、
2015年版の損保ジャパン日本興亜HDの報告書には、
社外取締役4名からのメッセージがありました
(東京海上HDは社外監査役インタビューがありました)。

ちなみに、メガバンクの報告書には、3グループともに
社外取締役インタビューが掲載されています
(みずほは取締役会議長メッセージ)。

インタビューを掲載しても、情報として役に立たない、
形だけのアピールで意味がない、という声もありそうです。

ただ、インタビューを受ける社外取締役にとっては
いい意味でのプレッシャーとして機能するのではないかと
私は前向きに受け止めています。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします

※久しぶりにプロ野球観戦に行きました。
 野球よりもファンの観戦(観察)が面白かったです^^

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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