タイの保険事情

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前回に続き、バンコクから。

9月のバンコクは1年で最も雨が多い季節だそうです。
日本の梅雨とは違い、一日中しとしと降るのではなく、
雷とともに激しく降ったかと思えば、あとは真夏の日差しが
照りつける、といった感じです。

ただ、今年は異常気象のようで、タイの各地では7月から、
大規模な洪水に見舞われているようです。
連日こちらのテレビで報道しています。

左の写真はOIC(Office of Insurance Commission)です。
タイの保険監督は政府ではなく、独立機関であるOICが担っています。
UK-FSAのように、運営費用を保険会社が負担しているとのこと。

OICは今年から新しい最低資本規制(RBC)を導入しました。
分子の支払余力は「Fair Asset」から「Fair Liability」を引いたもの、
つまり、経済価値ベースのソルベンシー規制なのだそうです。

タイの生保も資産と負債のミスマッチを抱えているためか、
あるいは他の理由なのかもしれませんが、
新基準の導入で比率は大幅に下がる模様です。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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