
2010年02月16日

息子の通う中学校に50インチの大画面プラズマテレビが入りました。
しかしこのテレビ、非常に評判が悪いようです。
テレビを載せる台が低い(教室で観ることを想定していない)ので、
前の席だと大きすぎて見にくく、後ろだと前にさえぎられてよく見えません。
薄型なんだから壁掛けにすればいいのに。
「大きいのでじゃま」という問題もあるようです。
しかも、以前のテレビよりも電気を食うので、全校テレビ朝会など
学校全体でテレビを使うとブレーカーがすぐに落ちてしまうとか。
だから全校でテレビを観るときは照明や暖房を切るのだそうです。
こうなると悲劇を通り越して喜劇ですよね。
調べてみると、これは地元ではなく、国の政策でした。
麻生政権時代の2009年4月に取りまとめられた経済危機対策で
「スクール・ニューディール」構想が提唱され、そのなかに、
「全てのテレビを50インチ以上のデジタルテレビに買い替える」
という内容が入っていたのですね(もちろん予算も)。
ちなみにHPには次のように書いてありました。
「迫力ある高画質な映像により児童生徒の興味関心を向上させるとともに、
各教室にモニターとして置くことにより、パソコンやデジタルカメラの画面、
プリント、教材等を拡大表示し大きな学習効果を期待できるものです」
文部科学省「スクール・ニューディール」構想
現場の要請ではなく上から突然降ってきた話だったため、
先のような何ともちぐはぐな光景になってしまったようです。
それにしても、もう少し工夫のしようはあると思うのですが。
※鶴見線シリーズ。この駅の名前は「昭和駅」なので、
かつて記念切符が売り出されたことも。
2010年01月17日

きょう17日は阪神・淡路大震災の発生から15年ということで、
兵庫県などが主催する追悼式をはじめ、様々な追悼行事が行われています。
当時の私は鉄道会社を担当していました(保険担当ではなかったのです)。
さすがに震災直後の現地入りはかないませんでしたが、
4月上旬に阪神地区を訪れ、インタビューに加え、実地調査を行いました。
確かJRが復旧したばかりのタイミングだったように思います。
震災から2カ月弱たっていたとはいえ、多くの建物は崩れたまま、
道路はがたがたで歩きにくく、空気はほこりだらけでした。
しかし、三宮から電車で15分くらいの大阪は全く普通の状態で、
あまりのコントラストに衝撃を受けた記憶があります。
当時の調査メモをみると、次のようなことが書いてありました。
「(ある銀行の)取引先の社長で亡くなった人はいない。金持ちは強かった。
金持ちでなく、会社のサポートもなく、古い家に住む弱い立場の人が
一番ダメージを受け、現在でも困難が続いている感じ」
「テレビでは『避難所リーダーがんばる』といったものが目立つが、
実際にはリーダーになれるような人は会社に出勤してしまい、
女性は軽視されることが多く、リーダー不在が目立つ」
地震予測の技術が進んだとはいえ、いつどこで同じような被害が
発生しても不思議ではありません。
まずは家族で万一のときにはどうするか、話をしようと思います。
※横浜の山下公園です。この公園は関東大震災の復興事業として
がれきを埋め立てて作られたそうです。
2010年01月10日

寒さに負けず、週末サイクリング(ポタリング?)に出かけています。
今日は大倉山の自宅から旧綱島街道などを通って横浜へ。
目的地は関内ホール(娘がバレエ発表会のリハをしていたので)でしたが、
途中のみなとみらい地区はたくさんの人でにぎわっていました。
往復だいたい30キロほどのちょっとしたトレーニングです。
空前の自転車ブームのおかげで認知度が高まったのはいいのですが、
相変わらず車道の右側を走る自転車が多いですね。
車がそこそこ通る道で正面から自転車が来ると、本当に怖いです。
そのまま何とかやりすごせばいいのでしょうけど、
私は時々、心を鬼にして、「左側通行ですよ!」と叫んだり、
手で→に移るようにサインを送ったりするようにしています。
でも、素直に応じてくれる人は少ないですね(特に大人は)。
「うるせー」とか言われることもしばしば。
女の人も「うるせー」とか言うんですよ。
日本では自転車が交通システムのなかに、
まだまだ中途半端な形でしか組み込まれていない状況です。
だいいち自転車が安心して走れる道が少ないですし、
車からも歩行者からも邪魔者扱いされているように感じます。
それでも、日本でもようやく交通機関としての自転車に
スポットを当てる動きが出始めました。
自転車は排ガスを出さないし、場所もそれほどとりません。
駐車場1台分でいったい何台自転車を停めることができるでしょう。
別にすべての人が自転車に乗らなくてもいいのですが、
もう少し自転車の役割を見直そうという動きになっているのは確かです。
そのような流れに水を差さないためにも、せめて逆走というルール違反だけは
やめてもらいたいものです。
※写真は大桟橋です。左が飛鳥Ⅱ、右がふじ丸。
船にももちろん交通ルールがあるそうですね。
2010年01月02日

あけましておめでとうございます。
2010年はどんな年になるのでしょうか。
保険関係では4月にイベントが集中していますね。
損保の3社統合、2社統合がありますし、
第一生命の株式会社化&上場も4月です。
保険法も施行になりますね。
国際会計基準の保険会計プロジェクトも
4月にはED(公開草案)が公表される予定だそうです。
再編がらみでは他にもAIG関連やINGなど
昨年からの案件がありますね。いったいどうなるのでしょうか。
もっとも、本当の変化はイベントとして生じるだけではなく、
「気がついたら大きく変わっていた」というほうが多いかもしれません。
大きな変化の兆候を的確にとらえられるよう、
しっかりと観察・分析を続けていきたいと思います。
何かと動きの大きい年になりそうですが、
今後も時間を見つけてアナリストのコメントを書いていきたいです。
引き続きよろしくお願いいたします。
※左は横浜の伊勢山皇大神宮、右は地元の太尾神社です。
初詣の人出は年々増えているように感じます。
2009年12月06日

12/1(火)の夜に放送されたNHKの「たった一人の反乱」
「ミートホープを告発した男~赤羽喜六編」を観ました
(ご覧になったかたはいますか?)。
2007年に発覚したミートホープ社によるひき肉偽装事件を
NHKがドラマ仕立てにしたものですが、
赤羽さん本人のインタビューもあり、思わず引き込まれました。
赤羽さんは何とかして会社(社長)に偽装を止め、
真っ当な商売をしてもらおうと、苦悩に苦悩を重ねた結果、
事件を表に出そうと必死に取り組みました。
ところが、事件が発覚した結果(唯一取り上げたのが朝日新聞でした)、
ミートホープ社は倒産し、約100人の従業員は失業。
家族はマスコミの取材攻勢や外部からの嫌がらせに
追われることとなったのです。
番組のなかで赤羽さんは、
「(もし告発前に戻ったとしたら)今度は告発などしない」
と断言していました。
この事件により新たな食品偽装が次々に発覚し、
ミートホープ事件では動きが鈍かった行政も徐々に変わり、
間接的には消費者庁の誕生にもつながっています。
しかし彼のコメントはこうです。
「ヒーローなんかではない。まわりはみんな不幸になった」
「自分が罪にならないためにやったこと」
「得たものは何もない」「むなしい」
内部告発とはそこまで重たいものなのですね
(司会の山本太郎さんがとまどっていました)。
ただ、赤羽さんはなぜ家族(特に奥さん)に自らの苦悩を
話さなかったのでしょうか。
この世代の特徴と言ってしまえばそれまでですが、
今も二人が別れて生活しているという話を聞いて
ちょっとショックでした。
2009年11月29日
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先週(11/22)の日経ヴェリタス6面に
「不確実な夢は追わない?年末ジャンボが映す若者のあきらめ」
というコラムがありました。
年末ジャンボ宝くじは約2000億円もの売り上げだそうですが、
購入者の高齢化が目立ち、若年層は夢に財布を開かないとか。
コラムには、
「生活に余裕がなく、不景気の記憶しかない、夢が描けない世代
(早稲田大学・田村正勝教授のコメントに続く記述)」
「ただ、『どうせダメ』というあきらめや失望は何も生まないばかりか、
景気回復を遅らせかねない」
とありました。
しかし、コラムにもありますが、宝くじの売り上げの4割は
公共事業等に使われます。これが宝くじの本来の目的なのです。
宝くじ1枚の中身(日本宝くじ協会のHP)
このような還元率の悪い投資をしない若者に対し、
「夢が描けない」「景気回復を遅らせかねない」と言ってしまうのは
ちょっとひどいんじゃないんでしょうか。
私はむしろ、「2億円の夢」につられて行列を作る「庶民」のほうを
いつもながら心配してしまいます。まあ、余計なお世話ですが。
他方、11/21号の週刊東洋経済に掲載された
「草食化する若者は明日の日本を担えるか」という
中央大学・山田昌弘教授の論文には、思わずうなづいてしまいました。
創刊から30周年を迎えた旅行ガイド「地球の歩き方」の読者層は
本来のターゲットだった若年男性から、中高年男性と若年女性に
移っているそうです。統計的にも20代の出国率が落ちているとのこと。
山田教授はこれを、20代の経済力が落ちたというだけではなく、
自らの調査等を踏まえ、若者が保守化しているためと分析しています。
そして保守的な若者を作り出しているのは、われわれ大人社会の側であり、
・新卒一括採用システム
・そこから漏れて非正規になると再挑戦ができないキャリアシステム
・わが子に危ないことをさせようとしない親
これらはどれをとっても若者のチャレンジ精神をそいでいるという指摘でした。
成熟社会に共通の悩みなのかもしれませんが、難しい問題ですね。
※写真は私が学生時代、初めて行ったヨーロッパで撮ったものです
(ドイツ・マインツの市場)。
何を見ても新鮮だったので、あの時の旅のことはよく覚えています。

左が1989年、右が2005年です。
よく見ると、建物が増えているようです。
2009年11月22日

最近、自宅にあった本をもう1冊買ってしまったり、
サイズが合わない突っ張り棒を購入してしまったり、
ということが立て続けにありました(ボケてますね)。
それぞれ返品したのですが、お店によってこんな対応なのですね。
何かの参考のために(?)、ご報告します。
まずはアマゾンで買った書籍です。
開封後でも30日以内であれば、返品ができました。
HPの指示に従い返品すると、クレジットカードに全額返金されました。
ただ、アパレル関係以外は返送料がかかります。
「集荷サービスをご利用いただくか、宅配便または郵便局のゆうパック」
とあるのでゆうパックを使ったら、600円もかかりました。
ゆうメールだったら300円くらいなので、こちらにすればよかったのかも
(ただし、ゆうメールには破損時の損害賠償がないので、
返金してもらえないのかもしれません)。
同じ書籍でも三省堂書店(新横浜店)の場合には、
「返品はできませんが、他の書籍と交換します」
と言われました(レシートあり)。
そこで、ほしかった別の本を2冊買い、約100円の差額を払いました。
交換した本のほうが安くても、差額を返してくれるようです。
もう一つは書籍ではなく、倒壊防止の突っ張り棒です。
幅が25cmしかないのに、30~40cm対応のものを買ってしまいました
(ちなみに30cm未満の商品はありませんでした)。
場所はOlympic大倉山店です。
レジに持っていったところ、開封しているかどうかは特に確認せず、
レシートに署名をして、全額返金してくれました。
なんだか対応にすごく慣れている感じでしたね。
ということで、よく確かめてからお買い物しましょうね^^
※写真は人気のガトーハラダの行列です。
こちらは誤購入ではありません。
↓なお、前回の答えはこちらでした。東大駒場キャンパスです。

2009年10月25日

東京・丸の内で10月からコミュニティサイクルの社会実験が
行われています(11月末まで)。
JTB首都圏のHPへ
コミュニティサイクルとは、自転車を使った公共交通システムです。
初回登録料1000円を払い、専用のICカードを入手すれば、
エリア内に5か所にある無人のエコポート(写真を参照)
のどこでも、自転車を借りたり返したりできます。
料金は、最初の30分が無料、その後は10分ごとに100円
(3時間以降は5分ごと100円)となっています。
先月のブログで紹介した、パリのVELIBの丸の内版と言えるでしょう。
2009/9/15のブログへ
残念ながら今回の実験エリアは有楽町・丸の内・大手町と
非常に狭い範囲にとどまっています。
せめて日本橋や銀座まで広げてほしいところです。
自転車は多くの人が考えているよりも長い距離を簡単に走れます。
ちなみに本格的な運用を行っているパリには、
300メートル間隔で約1500ものステーションがあるそうです。
ただ、本当に普及させる気があるのだったら、
エコポート(駐輪場付き)を増やすのはもちろんのこと、
車道を削って自動車走行スペースを設けるなどして、
もっと自転車が走りやすい都市づくりが不可欠です。
すなわち、都市交通システムのなかで
自転車の役割を高める、イコール自動車の位置づけをを下げる
政策をとるのかどうか、という話にほかなりません。
見かけの「エコ」や「実績づくり」にとどまらず、
ぜひそこまで踏み込んでほしいと思います。
2009年10月12日

今回もメディア関連の話。
11日の朝日新聞・社会面に「俳優の服 HPで即通販 フジ系新ドラマ」
という記事がありました。
俳優が身につけた服やアクセサリーが、放送と同時に番組のHPで
購入できるという仕掛けの連続テレビドラマが始まるのだそうです。
記事には「番組か広告か あいまいさ懸念」という見出しがあり、
「ドラマは内容が勝負なのに、服を売ることが優先される可能性がある」
というテレビ局プロデューサー(匿名)のコメントや、
「放送の公共性から逸脱している可能性が強い」
「公共の電波を独占的、排他的に使ってあこぎな商売をしていいのか」
といった識者のコメントが載っていました。
しかし、何を今さらという感じがします。
テレビドラマのなかにCMが紛れ込むのは、私が指摘するまでもなく、
すでに珍しいことではありません
(というか、民放では普通のことでしょう。TVパブリシティと言うそうです)。
古くは「ウルトラセブン」にも、ヒロインが巨大化した宇宙人から逃げているのに、
わざわざ木曽川(日本ライン)の川下り船に乗るシーンがありました。
数年前の「古畑任三郎」でも、当時携帯のCMに出ていた田村正和さんが、
番組のなかでも携帯でCMを連想させるポーズをとるシーンをみました。
そう考えると、テレビは番組内CMだらけのように見えます。
ドラマのなかで、ある商品がそれと分かる形で映った場合には
広告と考えたほうがよさそうです(そうでない商品は隠していますので)。
ドラマではありませんが、旅番組やグルメ番組をみると、
これはどう考えても広告だなあと思うことがしばしばあります
(お店などの名前や住所が詳しく紹介された時など)。
まあ、民放の本質は視聴者にスポンサーのCMを見せることなので
(いい悪いは別として、そのような仕組みになっていますよね)、
今回のケースは、ドラマ仕立ての通販番組と考えればいいわけです。
むしろ、それとわからない形で番組にCMが紛れ込んでいることのほうが
問題が大きいように思うのですが...
※ドイツの新幹線で水を買ったら、紙コップに目盛がついていました(写真)。
日本だと検尿を思い出しちゃいますね。こんなに目盛が上ではありませんけど^^
2009年10月10日
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「貸し渋り・貸しはがし対策法案」でにぎやかな金融庁ですが、
記者会見のオープン化を求める大臣・金融庁に対し、
記者クラブ側が「拒否」したため、クラブのメンバー以外の会見が
別途開かれるという事件があったそうです(6日)。
金融庁HP(大臣会見の概要)へ
財研記者クラブに加盟していないメディアは、
個別に毎回、幹事社の了解を取らなければ会見に参加できず、
参加しても質問ができないとのこと。
それをもっとオープン化しようという大臣に対し、
どうして主催者である記者クラブがすんなり応じないのか、
私には理解できません。
会見を記者クラブが主催するのは、政府が会見を自らの
都合のいいようにするのを防ぐためだそうです。
しかし、参加をクラブ加盟社に制限するのはどうしてなのでしょうか。
事前登録制にすればインサイダー取引等への対応は十分でしょうし、
多くのメディアが権力を監視したほうが国民にはいいはずです。
なお、知人のアイレイさんによると、記者会見のオープン化は
金融担当大臣だけではなく、民主党全体の動きだとか。
参考までに、日本新聞協会のHPをみると、記者会見について
「行政側にとって都合が良い情報だけを流す風潮を
報道機関は厳しくチェックしていかなければならない」
「記者会見はクラブ構成員以外も参加できるよう、
記者クラブの実情を考慮に入れ努めていかなければならない」
といった見解を出しています。ただ、その一方で、
「記者クラブは、その構成員や記者会見出席者が、クラブの活動目的など
本見解とクラブの実情に照らして適正かどうか、判断しなくてはなりません」
などと書いてあり、やはりオープンにはしたくないんだなあとも読めます。
日本新聞協会HPへ(見解は「取材と報道」にあります)
いずれにせよ、今後の動きが楽しみです。
※写真はパリで見かけた「ボトル回収ボックス」です。
植村信保(Uemura Nobuyasu)。
保険アナリストとして、主に生命保険会社や損害保険会社の経営分析を行っています。
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