植村信保のブログ

保険アナリスト植村信保のブログ

2010年01月31日

大都市圏への人口流入鈍る



2009年の総務省人口移動報告によると、
大都市圏への人口集中にブレーキがかかりました。

総務省統計局HPへ

新聞では名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)が転入超過から
転出超過になったことを大きく取り上げています。
愛知県では2008年12月~09年2月、7~12月が転出超過となりました。

東京都でも2008年秋から転入超過数の減少が強まり、
2009年後半は転出超過傾向となっているようです。
リーマンショック後の景気低迷の影響を反映しているのでしょう。

ただ、全体的な移動者数が減っているとはいえ、
東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)への人口集中
というトレンドに変化が起きたと言えるかどうか。

2009年に3大都市圏以外で転入超過だったのは
茨城県(実質的に東京圏?)、滋賀県、福岡県、沖縄県だけで、
地方圏での人口流出傾向は変わっていないようです。


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2010年01月19日

JALが更生法申請

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日本航空がついに会社更生法の適用を申請しました。
今後は企業再生支援機構をスポンサーとして再建を図ります。

支援機構の試算によると、2010/3末で8676億円の債務超過(見込み)。
金融機関の債権削減と支援機構による出資で債務超過を解消し、
路線整理や人員削減などのリストラを進め、再建を目指すとのことです。
株式は100%減資。貸付金は最大83%削減です(社債は不明)。

世界的に見れば、大手航空会社の破綻は珍しくありません。
米国では91年のパンアメリカン、02年のユナイテッド、
05年にはデルタとノースウェストなど多くの事例があります。
欧州でもスイス航空(02年)やサベナ・ベルギー航空(02年)、
アリタリア航空(08年)などの例が挙げられます。

JALの場合、破綻の直接の要因は近年の燃料価格高騰と
国際競争の激化、そして金融危機後の景気低迷なのでしょう。

しかし、国際線の競争は激しいとはいえ、国内線は実質2社独占です。
国内航空需要は緩やかながら増加傾向が続いてきました
(国際線も増加トレンドですが変動が激しいです)。
しかも、ビジネス需要では日系キャリア志向は非常に強いものがあります。
それでもJALは経営危機に陥ってしまいました。

おそらく経営や政府など様々な問題があったのでしょう。
政府が全面的に関わるわけですから、再建を果たすとともに、
なぜこのような事態を招いたのか、きちんと検証してほしいです。


※写真はコピペではなく、自分で撮ったものです。


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2010年01月15日

大手金融機関への特別課金

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米政府が大手金融機関約50社に対し、10年間で900億ドルの
「金融危機責任手数料」を徴収するそうです。
金融システム安定のために使った公的資金の損失を
穴埋めするのが目的とのこと。

最近の米国の報道を見ていると、金融機関や、金融機関を救済した
FRBに対する風当たりが非常に強まっているようです。

例えばAIGを通じた「裏口救済」に関連し、当時NY連銀総裁だった
ガイトナー財務長官が電子メールや通話記録等の提出を
下院委員会から求められたりしています。
今回の特別課金はこうした動きに対応したものなのでしょう。

ただ、ボーナスに課税するのとは違い、課金すなわち増税の場合、
利用者に転嫁されるだけのようにも思います。

それより気になるのは、米国の金融機関が本当に復活したのか
ということです。
日本の経験を踏まえれば、不動産バブル崩壊の影響から
米国経済がそう短期間で立ち直れるとは思えないのですが。


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2010年01月07日

住宅ローン返済相談が急増

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けさ(1/7)の日経朝刊です。
住宅ローン返済に関する大手銀行への相談が急増しているとのこと。
記事には12月の金融円滑化法の施行と、ボーナス減額によるとあります。
もっとも、記事によると中小企業からの相談は大きく増えてはいないそうです。

同じ日経に「新春住宅特集」という全面広告記事がありました。
そこに掲載された「金利タイプ別の利用率」という図表によると、
変動金利型が45%を占めています。
加えて、固定期間選択型(31%)にも固定期間2、3年のものが
結構多いはずです。

顧客が目先の金利が低いローンを望むのか、
それとも銀行が提供したがるのかはわかりませんが、
個人所得が厳しいなかで金利水準が上がると
大変なことになるのではと心配です。


※みなとみらいの汽車道です。
 みなとみらいも高層マンションが増えましたね。

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