植村信保のブログ

保険アナリスト植村信保のブログ

2009年07月14日

台湾と横浜で感じたこと

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前回、前々回のブログでご紹介したように、台湾と横浜で
保険業界の皆さんの前でスピーチする機会がありました。

これは保険業界に限った話ではないと思うのですが、
台湾に比べて日本が変だと感じることが二つありました。

まず、日本では参加者に女性が極端に少ないことです。
今回の台湾のセミナーでは、ほぼ半数が女性でした。
100カ国以上でスピーチをした経験のあるOさんの話では、
会場が男性ばかりなのは日本と韓国だけとのこと。

台湾でも昔(20年前?)は男性ばかりだったそうです。
日本はどうなるでしょうか。人口が減少トレンドに入ったこともあり、
さすがにこのままではまずいと思います。
個々の企業の取り組みも大切ですが、まずは政策の問題でしょう。

もう一つは質問の少なさです。
台湾のセミナーでは質疑応答だけで合計1時間にもなりました。
なかには自分のコメントをしておしまい、というのもあったものの、
会場に100人の参加者がいても、物怖じせず手が挙がります。

横浜のオープンセミナーでは会場からの質問を受け付けなかったので
参考になりませんが、一般に日本では質問が少ないですね。
参加者が100人ともなると、ほとんど質問が出ません。

先に紹介したOさんも、
「海外では1時間あったら、そのうち質問に30分必要」
と話していました。その彼も日本では、
「1時間のスピーチでは最後に5分だけ質問の時間を取ればいい」
とかつて上司から指導されたとか。

私の場合、そこまで質問が少ないスピーチはあまりないとはいえ、
質問が多すぎて困ったという経験も滅多にありません。
日本人の国民性と言えばそれまでですが、
このような公の場ではもっと自己主張してもいいように思いますね
(そうではない場での自己主張は増えているような気もしますが...)。

※写真は台湾の大手生保(国泰、新光)の本社ビルです


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2009年07月10日

台湾でスピーチ



台湾(台北)で保険業界向けセミナーの講師を務めました。
テーマは「金融危機と生保業界」です。

9時から16時という時間設定だったのでやや不安だったのですが、
通訳が入ることもあり、時間が余って困ることはありませんでした。

質疑応答も1時間です。会場から次々に質問の手が上がります。
主な質問としては、
・為替リスクに対し、台湾では準備金を設定することで
 ヘッジコストを節約しようと考えているが、どう思うか。
・日本でも外資系生保の事業売却が起こっているか
 (台湾ではINGなど外資の撤退が目立ちます)。
・日本の死差益はなぜ大きいのか。
などなど。

質問ではありませんが、
・破綻リスクを高める内的要因として「経営者に関するもの」が重要とのことだが、
 ぜひ台湾生保の経営者に直接話してほしい。
というコメントもあり、会場から拍手が起こりました。

台湾は政治的に難しい立場にあるため、経営者に長期的視点が乏しいとのこと。
とにかく短期間で利益を上げようとする経営者が多いのだそうです。
万一の際はいつでも海外に逃げられるように準備しているとか。
このようななかでリスク管理の実効性を高めるには工夫が必要でしょうね。

ちなみに、拙著「経営なき破綻 平成生保危機の真実」の中国語訳を
ぜひ出してほしいという、うれしいコメントもありました。
サクラではありません^^

※写真は懇親会の会場にあったポスターです

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