植村信保のブログ

保険アナリスト植村信保のブログ

2010年07月17日

大手銀、保険の品目拡大

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15日(木)の日経新聞「大手銀、保険の品目拡大」について。

「投資性商品に加え『医療』『介護』」
「手数料収入の安定狙う」
「『1ヵ所で相談』顧客に利便性」

という見出しが並んでいます。

銀行であらゆる金融商品の相談をしたいと考える人が
世の中にどれだけいるかどうかはさておき、
せっかく「銀行の保険販売」というテーマを取り上げたのに、
大手銀行の取り組みを並べただけの残念な記事でした。

そもそも、銀行の保険販売の現状がほとんど書いてありません。

2007年12月の全面解禁から2年半たったわけですが、
どの程度売れているのか、何が売れているのか、
どの銀行が売れているのか、といった何らかの現状分析
(ちょっとだけでもいいのです)を踏まえたうえで、
各銀行の取り組みを紹介するのが普通でしょう。

もし解禁後も全般的に低調というのであれば、
どこかに問題があるのでしょう。記事にあるような、

「休日や夜間でも相談や契約に応じる体制づくりが次の課題」

という次元の話ではないことは明らかです。


もしMS銀行が好調で、MF銀行がそうでないとしたら、
どこに違いがあるのかが知りたいですよね
(「保険コンサルタント」が力を発揮しているから?
 経営が保険販売をリテール戦略の柱に据えているから?)。

例えば、2009年度は大手生保の一時払い終身保険が売れました
(足元の動向は公表データがないのでわかりませんが...)。
銀行の顧客はこの保険を「保障」として買ったのか、
「貯蓄」あるいは他の目的で買ったのかがわかれば、
また別の切り口で大手銀行の取り組みを紹介できるでしょう。

いずれにしても、日経にはもう少し突っ込んだ記事を期待したいですね。


※写真はわが家のアイドル、白クマとグッピーです。


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2010年07月10日

inswatch10周年セミナー

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保険代理店向けメールマガジン「inswatch(インスウオッチ)」が
創刊から10周年を迎えます。

ご存じの方も多いと思いますが、inswatchは保険代理店
(特にプロ代理店)をターゲットとした週刊誌です。

保険会社の発信する情報や既存の業界誌との最大の違いは、
共同編集人が中崎章夫さん、石井秀樹さんという
「現場系」保険ジャーナリストだということに尽きます。

中立性ということに加え、毎週送られてくるinswatchからは
お二人の保険販売業への愛情やメッセージが伝わってきます
(ちなみに私は有料購読者です。念のため)。

そんなお二人に共感した、というと大げさですが、
私も2001年4月からこの3月まで「保険アナリストの視点」を
隔月で寄稿させていただきました。
足かけ9年間にもなるのですね。ちょっとびっくりです。

保険販売業をめぐる経営環境は、おおむね創刊時(2000年8月)に
言われていた通りになっているようです。
代理店の数は2001年の34万店から、20万店強まで減りました。
販売チャネルの多様化が進み、ネットの活用も当たり前になっています。

ここからの10年を考えると、inswatchのような情報が
ますます価値を持ってくるように思います
(ベテランジャーナリストの健康が心配という別の問題もありますが...)


そのinswathchが10周年を記念して、セミナーを開催するそうです。
テーマは「保険代理店の昨日、今日、明日」。
RINGのオープンセミナーとはまた違った話が聞けるのではないでしょうか
(有料なので、そうじゃなかったら参加者に怒られますよね^^)。

10周年セミナー案内HPへ


※写真の自転車道は三鷹の先から多摩湖まで、ほぼまっすぐに続いています。
 都合により途中で引き返しましたが、次回は湖まで行きたいです。


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