植村信保のブログ

保険アナリスト植村信保のブログ

2011年11月10日

ア会の年次大会

 

日本アクチュアリー会の年次大会がありました(8&9日)。

プログラムを見ると、「ERM」や「経済価値ベース」に関する
テーマが例年以上に多かったように思います。
ただ、今年は直前に想定外の仕事が入ってしまったため、
実のところほとんど顔を出すことができず、残念でした。

唯一きちんと聞けたのが、最後の時間帯に行われた
「ECを計算すればERMとして充分か?」でして、
これが非常に興味深い講演でした。

講演者の住谷貢さんはアクサ生命のCFOです。
実際にERMを行っている立場からのスピーチということもあり、
説明が具体的、かつ、説得力がありましたね。

話を伺うと、保険会社のリスク管理には保険数理よりも
むしろファイナンスの知識が必要なように思えました。
リスク管理のツールとしてデリバティブの知識は必須とのことです。

「リスク・ポリシー」の話も納得でした。
「取るリスクと取らないリスクを選別」を突き進めると、
結局のところ「コアビジネスは何か」という話になります。
ERMが経営そのものであることがよくわかりますね。


※写真のトンネルは東横線の横浜と反町の間にあったもの。
 右の写真はかつて反町駅があった場所です。
 



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コメント一覧

lister  (2011年11月18日 08:01:19)

経済価値への転換、リスクとリターンの両面を見る、リスク管理の経営の活用。最近、こういったことが繰り返し説かれてますが、こういうのを主導すべきなのは誰なになるんでしょう?一義的には、経営陣なんでしょうが、そのための情報提供や提言はどこの部門が担うべきなんでしょうね?検査マニュアルでは、リスク統括部門にそれを求めてるようにも読めますが、企画、主計のような気もしてます。

植村  (2011年11月19日 18:28:01)

リスク管理部門と経営企画部門が従来以上に緊密に連携するというのが一つの答えかもしれませんね。もちろん、経営陣の主体性も従来以上に求められるのでしょう...本来は誰かが求めるべきものではないとも思いますが...

lister  (2011年11月19日 19:06:56)

目指すべき方向はそうなんですが、現実問題なかなか難しいですよね。そういう意味では、あるいみ、非常に高い要求をしている監督当局の果たすべき役割も非常に大きいのだろうなという気がしたます。多分、どこの会社も、障害は同じようなところにあると感じてます。そういう事例集をだすとか、いろんなやり方で背中を押す必要があるのかなとも。先は長そうですね。

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