植村信保のブログ

保険アナリスト植村信保のブログ

2012年08月25日

江戸東京博物館

 

保険アナリストらしからぬブログが続きますが、
ご推察の通り(?)夏休みということでご容赦下さい。

今回は両国にある「江戸東京博物館」です。
娘の宿題に付き合って足を運びました。

ここは江戸東京400年の歴史と文化を展示する博物館です。
常設展示室は「江戸ゾーン」「東京ゾーン」に分かれていて、
実物大の長屋や昭和の民家が再現されていたり、
明治時代の銀座煉瓦街や鹿鳴館の模型があったりと、
歴史好きには大変楽しいところでした。

特に印象に残ったのは「モダン東京」の時代です。

1923年の関東大震災から空襲で焼け野原となるまでの約20年間。
タクシーやバスが走り、日本初の地下鉄も登場しました。
丸の内や日本橋にはオフィスビルが立ち並び、
サラリーマンや働く女性が増えました。
今の私たちの日常生活の原点といったところでしょうか。


それにしても、博物館の建物は巨大でしたね。
7階建てですが、普通のビルの20階くらいの高さがあります
(62.2メートル)。

入口に鈴木俊一・元都知事の石碑がありました。
このかたは新宿にあの巨大な都庁舎を建て、
跡地にはこれも巨大な東京国際フォーラムをつくった人です。
この博物館もいわゆる箱物行政の典型といったところでしょうか。


ブログを読んで面白かった方、なるほどと思った方はクリックして下さい。
| post at 17:20:12 | コメント(0)  | カテゴリー : 16. その他 |

2012年08月23日

食品サンプル

 

娘と一緒に、かっぱ橋道具街に行きました。
お目当ては「食品サンプル」です。

かっぱ橋道具街には食品サンプル店がいくつかあり、
どこのお店にも本物そっくり、いや、本物以上に
美味しそうな「料理」が並んでいました。

もっとも、中学生が気軽に買えるようなものではありません。
牛丼や鰻丼は5000円程度、パスタは8000円程度、
にぎり寿司がセットで1万円といったところです。


写真のサトウサンプルで、図らずも社長から
サンプル業界の現状についてお話を伺うことができました。

時々テレビで芸能人がサンプル作り体験をしていますよね。
お湯の中に色のついたロウを流し、エビのてんぷらや
レタスなどを作るのが定番でしょうか。

実際の食品サンプルは今やロウ細工ではなく、
塩化ビニールなどプラスチック製なのだそうです。
本物の食品サンプルは熟練職人による手作りなので、
値段がそこそこするのは当然かもしれません。

ロウ製品の寿命は5年程度なのに対し、
よくできたプラスチック製だと20年以上持つとか。

製品の寿命が4倍に延びても、価格を4倍には
できなかったのでしょう。結果的に売り上げが落ちてしまい、
そこで、プロ向けの商売だけではなく、キーホルダーなど
個人のギフト用に力を入れるようになったのだそうです。

さらに最近はこの業界も安い中国製品に押され、
非常に厳しいようです。

現在のところ、日本で職人が作るサンプルとは違い、
中国製サンプルは半年で劣化してしまうとか。
しかし、品質よりも安さを重視する顧客も多いのでしょうね。

考えてみれば、いわゆる高級店ではサンプルを使いません。
サンプルを使う店は、品質よりも目先の安さに向かいがち
というのも何となく理解できる話です。

とはいえ、今や日本の工芸品とも言うべき食品サンプル。
どこかに活路はあるように思えるのですが。


ブログを読んで面白かった方、なるほどと思った方はクリックして下さい。
| post at 22:15:30 | コメント(0)  | カテゴリー : 16. その他 |

2012年08月19日

いすみ鉄道

 

先日、千葉の市場めぐりの際に乗った「いすみ鉄道」は、
外房線の大原から、養老渓谷に近い上総中野までの路線です。
黄色い小さなディーゼルカーがとことこ走っています。

廃止対象となった国鉄木原線を第三セクターで存続したものの、
その後も利用客が減り、路線の存続が危ぶまれていました。
しかし、2009年に公募により就任した鳥塚亮社長のもとで、
いすみ鉄道は路線存続に向けて頑張っているようです。

2011年度の決算データを見ると、旅客運輸収入9076万円に対し、
運輸雑収、旅行業、売店業の合計が9864万円と、
旅客運輸収入を上回っています。
このような地方鉄道は珍しいのではないでしょうか。

以前から旅客運輸以外の収入が多かったわけではなく、
2009年度以降、明らかに付帯事業の収入が増えています。


旅先でもいろいろな気づきがありました。
例えば、途中下車した大多喜駅の駅名表示を見ると、
「デンタルサポート大多喜駅」となっていました。

これ、駅名命名権を募集したのですね。
「日産スタジアム」など施設の命名権は一般的ですが、
駅名というのは画期的なアイディアですね。

「ビール列車」「伊勢海老特急」「鉄道員(ぽっぽや)体験」
なんていう企画もあるようです。

鉄分の濃い社長なので、鉄道ファン向けの仕掛けもたっぷり。
国鉄時代のディーゼルカーを譲り受けて走らせたり、
硬券入場券(←わかりますか?)を販売したり。

訓練費用700万円を自己負担するという条件付きで
運転手を公募したりもしています。

詳しくは社長ブログを見ていただければ、
いろいろとご理解いただけると思います↓
いすみ鉄道社長ブログ


ブログを読んで面白かった方、なるほどと思った方はクリックして下さい。
| post at 21:08:26 | コメント(1)  | カテゴリー : 16. その他 |

2012年08月11日

損保の「損益」は難しい

 

10日(金)に大手損保2グループ(東京海上、MS&AD)の
4-6月期決算が発表されています(NKSJは13日の予定)。

新聞には「損保2社、大幅減益」とあり、

「株価の下落で有価証券の評価損が膨らんだほか、
 4月の暴風雨や6月の台風4号など自然災害の多発で
 保険金の支払いも増えた」

とのことでした。

「保険金の支払いが増えた」とありますが、大手3社のうち
正味支払保険金が増えたと言えそうなのは三井住友海上だけ
(東京海上日動は減少、あいおいニッセイ同和は微増)。
その三井住友海上も、保険引受利益は増益でした。

損保特有の会計ルールを理解していないと、
損保の決算を読むのは結構大変です。

例えば、最近の自然災害について見てみると...

・2011年3月に発生した東日本大震災の影響が、
 2011年4-6月期の増益要因となっています。
 3月末に積んだ支払備金を取り崩して保険金を支払う
 (=ここまでは決算にはニュートラル)一方、
 異常危険準備金が取り崩されたためです。

・昨年度発生したタイ洪水による影響は、
 2012年4-6月の増益要因となっています。
 支払いが進み、異常危険準備金が取り崩されたためです。
 
・2012年4-6月に発生した自然災害の一部は
 まだ保険金を支払っておらず、支払備金となっています。
 支払いにならなければ異常危険準備金を取り崩せないので、
 損益にはマイナス要因です。

これらが合わさった結果、各社の保険関係の損益と
なっているので、わかりにくいはずですよね。
自然災害の影響を除いて分析するのが一案かもしれません。


※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

※写真は千葉の小湊鉄道・上総上野駅です。
 沿線で写真を撮っている人がたくさんいました。


ブログを読んで面白かった方、なるほどと思った方はクリックして下さい。
| post at 16:28:19 | コメント(0)  | カテゴリー : 01. 保険経営全般 |

2012年08月04日

出版を祝う会



ベストセラー「医療保険は入ってはいけない」の著者である、
FPの内藤眞弓さんの新刊出版をお祝いする会がありました。

本のタイトルは「お金のプロがすすめるお金上手な生き方」。
保険の見直しや投資についてのノウハウ本ではなく、
「保険や貯蓄、投資等を通じてお金について考えましょう」
という本でした。

各章の表題を見ると、

 「保険貧乏にサヨウナラ」
 「どんぶり勘定とあくせく節約にサヨウナラ」
 「保有する暮らしにサヨウナラ」
 「やらされる『投資』にサヨウナラ」
 「医療保険依存症にサヨウナラ」
 「お金に振り回される暮らしにサヨウナラ」

と「サヨウナラ」が6つも並んでいます。

「サヨウナラ」のあと、何と「コンニチハ」なのか。
それは読者のためにとっておきましょう。


出版を祝う会には、金融や出版関連だけではなく、
幅広い分野から集まっていたようです。女性が多かったですね。
普段お会いする機会のないような皆さんと話をすることができましたし、
トークショーも新鮮でした。

どなたかが二宮尊徳の言葉として、
「道徳なき経済は犯罪」「経済なき道徳は寝言」
を紹介していたのが印象的でしたね。

この言葉はどうも出典が明らかではないようなのですが、
前半だけでなく、後半も同じくらい重要なのだと思いました。


※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

※写真は武蔵大学3号館。
 大正時代(1923年)にできた歴史的建築物です。


ブログを読んで面白かった方、なるほどと思った方はクリックして下さい。
| post at 16:23:05 | コメント(2)  | カテゴリー : 12. セミナー等の感想 |
植村信保ブログ プロフィール ライブラリー お問い合わせ